お供えに花を、と思ったとき、いざ選ぼうとすると手が止まります。色は白でいいのか、立て札は「御供」か「御仏前」か、どのくらいのものを、いつ届ければいいのか。仏事は何度も経験するものではないぶん、その都度ためらいが生まれます。
この記事は、お供え・仏事に胡蝶蘭を贈るときの全体像を、時期ごとにまとめた地図です。葬儀の直後から、四十九日・年忌法要、お盆、お彼岸まで、場面によって変わる選び方を一通り見渡せるようにしました。胡蝶蘭専門店として、農園から直接、ご自宅へもお寺・会場へもお届けしています。
お供え胡蝶蘭の早わかり
- 色:白が基本。忌明け(四十九日後)以降は故人が好きだった色も選ばれる
- 立て札:忌中は「御供」、忌明け後は「御仏前」。迷ったら全宗派で使える「御供」
- 相場:個人は2〜3万円台の3本立ち、深い関係や法人は5本立ちへ
- 選ばれる理由:菊や百合と違い2週間以上咲き、四十九日や年忌まで長く飾れる
なぜお供えに胡蝶蘭が選ばれるのか
仏事のお花は、贈ったあとに手をかけられないのが難しいところです。切り花のアレンジメントは数日で姿が変わり、水替えの手間もご遺族の負担になります。胡蝶蘭は2週間以上、環境がよければ1〜2か月、最初の佇まいを保ちます。水やりもほとんど要らず、置いておくだけで静かに咲き続けます。
お通夜・告別式から四十九日、その先の年忌法要やお盆まで、お供えの場面は一度きりではありません。長く咲く胡蝶蘭は、慌ただしい時期にも飾りやすく、贈った方の気持ちをそっと長く伝えてくれます。宗派を選ばない花であることも、贈り先を問わず選ばれる理由です。
父を見送ってからも、お盆や命日には花を絶やさないようにしています。胡蝶蘭は手がかからず長持ちするので、仏間に置いても枯らさずに済むのがありがたい。いつしか毎年同じお店で頼むようになりました。
——福岡市・故人のご家族(毎年お盆と命日に供える方)
お供えの「時期」で選び方は変わる
同じ「お供え」でも、葬儀の直後と、年忌法要やお盆とでは、立て札も色も急ぎ方も変わります。まずはどの場面かを確かめてから選ぶと迷いません。場面ごとの詳しい選び方は、それぞれの記事にまとめています。
| 時期 | 立て札 | 色 | 詳しい選び方 |
|---|---|---|---|
| 葬儀・お通夜・告別式(突然の訃報) | 御供 | 白 | 葬儀・お通夜の胡蝶蘭 |
| 四十九日・一周忌・三回忌(年忌法要) | 御仏前 | 白/忌明け後は色も | 年忌法要のお供え胡蝶蘭 |
| 新盆・初盆・毎年のお盆 | 御供・御仏前 | 白/色も | お盆・初盆のお供え胡蝶蘭 |
| 春・秋のお彼岸 | 御供・御仏前 | 白/色も | お彼岸のお供え胡蝶蘭 |
地域の豆知識:福岡のお盆と胡蝶蘭
福岡には、毎年のお盆に胡蝶蘭を供える習わしがあります。初盆のときだけでなく、毎年の盆に故人を偲んで胡蝶蘭を飾る文化が根づいており、手がかからず長く咲くことから、年中行事の贈り物として繰り返し選ばれています。地域によってお供えの慣習は異なりますが、長く飾れる胡蝶蘭は、こうした毎年のお供えにも向いています。
突然の訃報で時間がないときは、葬儀・お通夜のページに急ぎ手配の段取りをまとめています。予定の決まっている法要・お盆・お彼岸は、時期に合わせて落ち着いてお選びいただけます。
お供えの色は白が基本、忌明け後の例外
仏事の花は白が基本です。白の格式は宗派を問わず受け入れられ、お通夜・告別式・初七日といった忌中の場面では、白を選んでおけば失礼になりません。当店でも、お供えに選ばれる胡蝶蘭の大半は白の大輪です。
例外は、四十九日を過ぎた忌明け以降のお供えです。命日や年忌法要、お盆のお供えでは、「故人が好きだった色」を選ばれる方がいらっしゃいます。当店でも、青を愛されていた故人へ、ご家族がブルーエレガンスの胡蝶蘭を選ばれたことがありました。ご自宅で静かにお供えする場面でしたら、こうした選び方も自然に受け入れられます。
ただし、忌中(四十九日まで)は白を選ぶのが無難です。色のあるお供えは、忌明け以降の場面でご検討ください。
三回忌の法要で、生前あざやかな色が好きだった母に、少し色のある一鉢を選びました。白でなければ、と思い込んでいましたが、忌明け後なら故人らしい色でも構わないと教えてもらい、肩の力が抜けました。
——大阪府・年忌法要を営むご遺族
御供と御仏前の使い分け(立て札)
お供えの立て札で使う冠文字は、忌明けの前か後かで決まります。当店でお作りするお供え胡蝶蘭の立て札は、実績として「御供」が約9割を占めます。
- 御供:四十九日まで(忌明け前)。お通夜・告別式・初七日。仏式・神式・キリスト式すべてで使えます
- 御仏前:四十九日以降(忌明け後)。故人が仏になった後にお供えする意味で、仏式で使います
宗派が分からないときや、迷ったときは「御供」を選んでおけば失礼にあたりません。立て札は紙札が無料、木札が1,100円(税込)です。連名の順番や敬称など、書き方の細部は専用のガイドにまとめています。
お供えで気をつけたいこと
- ご遺族が辞退されている場合(「ご厚志辞退」「供花辞退」)は手配しない
- 家族葬の場合は弔電のみで対応し、胡蝶蘭は四十九日後の「御仏前」として後日お送りする方法もある
- お寺・斎場・会場の規約で持ち込みを制限している場合があるため、事前の確認が望ましい
立て札は、お供えで最も迷われるところです。冠文字・お名前の並び・敬称まで、ご注文時にお書きいただいた内容を専門のスタッフが確認し、誤りのないようお作りします。判断に迷われたら、遠慮なくご相談ください。
——胡蝶蘭専門店ギフトフラワー スタッフ 井上
相場とサイズの目安
お供えの胡蝶蘭は、贈り主と故人の関係性で価格帯が決まります。個人で贈る場合の中心は2〜3万円台で、3本立ちが過不足のない選択です。故人と特に深い関係であれば5本立ち、会社として贈る法人弔事も5本立ちが選ばれます。
| 関係性 | 選ばれるサイズ | 相場 |
|---|---|---|
| 会社の同僚・知人 | 3本立ち27輪 | 16,500円 |
| 親族・親しい友人 | 3本立ち33輪・42輪 | 22,000〜33,000円 |
| 故人と特に深い関係 | 5本立ち55輪・70輪 | 44,000〜55,000円 |
| 法人・主要取引先 | 3本立ち42輪・5本立ち70輪 | 33,000〜55,000円 |
取引先の会長が亡くなり、会社として手配しました。夕方に社内の決裁が下りても翌日のお通夜に間に合い、立て札の社名表記も事前に確認してもらえて助かりました。弔事は時間との戦いなので、専門店に任せられる安心は大きいです。
——関西・法人総務(弔事手配 年20件規模)
大切な方を悼むからこそ、品質で選ぶ
胡蝶蘭は相場の幅が広い贈り物です。同じ「3本立ち」と表示されていても、農園で丁寧に育てられた一株と、流通の途中で何度も荷を解かれた一株では、花の張り・茎の真っ直ぐさ・蕾の数が変わってきます。お供えは長く飾るものだからこそ、届いてからの保ちに差が出ます。
当店は、自社農園と全国の信頼できる提携農園から、花市場を通さず農園から直接お届けする体制を取っています。中間の倉庫を経由しないため、ご注文をいただいてから贈り先様に届くまでの間に、花が傷む工程がありません。咲き始めから四十九日、その先の法要まで、長く美しい姿で飾っていただける一鉢をお運びしています。
よくあるご質問
関連商品・関連カテゴリ
お供えにお選びいただく胡蝶蘭の主力ラインナップと、時期別の選び方です。価格帯と関係性に合わせてお選びください。
- 胡蝶蘭 3本立ち 33輪(22,000円) – 親族・親しい関係のお供えに
- 胡蝶蘭 3本立ち 42輪(33,000円) – お供えの主力サイズ・法人個人ともに
- 胡蝶蘭 5本立ち 55輪(44,000円) – 故人と特に深い関係の方へ
- 胡蝶蘭 5本立ち 70輪(55,000円) – 主要取引先・長年の関係性への法人弔事に
- お供え・法事・供花の胡蝶蘭カテゴリ
- お葬式・お通夜のお供えカテゴリ
- 葬儀・お通夜の胡蝶蘭(急ぎ手配)
- 年忌法要(一周忌・三回忌)のお供え胡蝶蘭
- お盆・初盆のお供え胡蝶蘭
- お彼岸のお供え胡蝶蘭
- 胡蝶蘭の立て札の書き方完全ガイド





