葬儀・お通夜の胡蝶蘭|御供の相場・立て札・斎場への急ぎ手配の完全ガイド

お通夜の斎場の祭壇横に届いた御供の白胡蝶蘭3本立ち

携帯が鳴って、訃報。受話器を置いたあとの少しの沈黙のあと、思い出すのは「胡蝶蘭、どこで頼めばいいんだろう」という、ごく実務的な迷いです。失礼があってはいけない。でも、どんな立て札にして、いくらのものを、どこに送ればいいのか。お悔やみの場で、調べ尽くしてから動く時間はありません。

この記事は、お通夜・告別式に間に合わせる御供の胡蝶蘭について、相場・立て札・配送先・タイミングを一通りまとめたものです。胡蝶蘭専門店として、ご自宅へも斎場へも、農園から直送でお運びしています。

御供胡蝶蘭の早わかり結論

  • 立て札の冠文字:御供が9割。「御供」「御仏前」のいずれかを選ぶ
  • 主流サイズ:3本立ち33輪(22,000円)・3本立ち42輪(33,000円)が中心
  • :白が基本(故人を偲ぶ場合のみ例外あり)
  • 配送先:ご自宅または斎場。法人弔事は会社受付も
  • 急ぎ対応:16時までのご注文で翌日着・福岡市内は当日便あり

親族・親しい関係の方から贈る場合

当店で御供の胡蝶蘭をご注文いただくお客様は、親族や故人と親しかった個人の方が大半です。会社の同僚・恩師・取引先個人・古い友人など、形式ばらない関係の中で、「香典とは別に、目に見えるかたちで気持ちを残したい」という方が、胡蝶蘭を選ばれます。

胡蝶蘭が選ばれる理由は、お通夜・告別式から四十九日まで、長く飾れることにあります。菊や百合のアレンジメントは数日で姿が変わってしまいますが、胡蝶蘭は2週間以上、最初の佇まいを保ちます。ご遺族が後片付けに追われる中で、静かに花を咲かせ続ける一鉢は、贈った方の気持ちをそっと長く伝えてくれます。

個人で贈る場合のサイズ感

関係性選ばれるサイズ相場
恩師・上司・取引先個人3本立ち33輪・42輪22,000〜33,000円
親族・親しい友人3本立ち33輪・42輪22,000〜33,000円
会社の同僚・知人3本立ち27輪16,500円
故人と特に深い関係5本立ち55輪・70輪44,000〜55,000円

個人で贈るお客様の中心価格帯は2万円〜3万円台です。お香典の額と釣り合う範囲を意識される方が多く、3万円前後の3本立ち42輪が、過不足のない選択肢として選ばれます。さらに故人と深い関係であれば、5本立ち55輪・70輪に上がる方もいらっしゃいます。

SIZE VARIATIONS 関係性と相場に合わせて、サイズを選ぶ
御供で選ばれる胡蝶蘭3本立ち27輪

胡蝶蘭 3本立ち 27輪

¥16,500

同僚・知人からの御供に。御供の入口サイズ

御供で選ばれる胡蝶蘭3本立ち33輪

胡蝶蘭 3本立ち 33輪

¥22,000

親族・親しい関係の御供に最も選ばれる定番

御供で選ばれる胡蝶蘭3本立ち42輪

胡蝶蘭 3本立ち 42輪

¥33,000

御供の主力。法人・個人ともに過不足のない一鉢

法人として弔事に贈る場合

取引先の創業者・会長・元社長・お世話になった役員の訃報を受けたとき、会社として弔意を表すために胡蝶蘭を贈るケースがあります。長く取引のあった関係性、創業の節目を一緒に歩んできた相手への弔事は、企業の信義を示す機会でもあります。

法人弔事の手配は、訃報→社内決裁→発注、という流れが必要なため、個人贈答よりも時間的に切迫することが多くなります。当店は16時までのご注文で翌日着。業界最遅の締切で、午後に訃報を受けて夕方までに決裁が下りても、翌日のお通夜・告別式に間に合わせる手配が可能です。

法人弔事のサイズと立て札

関係性選ばれるサイズ相場
主要取引先・関係企業3本立ち42輪・5本立ち70輪33,000〜55,000円
支社・関連会社3本立ち33輪・42輪22,000〜33,000円
長年の取引先の創業者5本立ち70輪55,000円

立て札は「御供 株式会社○○ 代表取締役 ○○」のように、社名+代表者の役職と氏名を入れる形が一般的です。社の正式名称(株式会社の前後の位置)を必ず確認し、誤字のないように手配します。

法人弔事で気をつけたいこと

  • ご遺族・ご家族が辞退されている場合(「ご厚志辞退」「供花辞退」)は手配しない
  • 家族葬の場合は、原則として弔電のみで対応し、胡蝶蘭は四十九日後の「御仏前」として後日お送りする方法もある
  • 葬儀社・斎場の規約で持ち込みを制限している場合があるため、事前確認が望ましい

立て札の書き方:御供が9割

御供の胡蝶蘭で使われる冠文字は、当店の実績で「御供」が約9割を占めます。残りは「御仏前」が中心で、それ以外はほとんど見かけません。

御供と御仏前の使い分け

  • 御供:四十九日まで(忌明け前)。お通夜・告別式・初七日。仏式・神式・キリスト式すべてで使える
  • 御仏前:四十九日以降(忌明け後)。故人が仏になった後にお供えする意味。仏式のみ

判断に迷ったときは、「御供」を選んでおけば失礼にあたりません。宗派が分からない場合・神式やキリスト式の可能性がある場合も、「御供」が無難です。

個人で贈るときの立て札

シンプルに氏名のみ、または「御供 ○○太郎」の形式が一般的です。役職や肩書を入れる必要はなく、フルネームをはっきり書きます。

法人で贈るときの立て札

「御供 株式会社○○ 代表取締役 ○○太郎」のように、社名+役職+氏名で構成します。社印代わりの正式表記なので、株式会社の前後の位置・部署名・役職名はプレスリリースや名刺で必ず確認します。

木札と紙札の選択

当店では紙札が無料・木札が1,100円(税込)です。御供では「人による」というのが実態で、決まった作法はありません。長く飾る予定であれば木札、お通夜の式中だけ目立たせたい場合は紙札、という選び方ができます。

立て札の冠文字・連名・敬称の詳細は、胡蝶蘭の立て札の書き方完全ガイドでも詳しく解説しています。

配送先:ご自宅と斎場のどちらに送るか

御供胡蝶蘭の配送先は、大きく分けてご自宅斎場の二択です。法人弔事では会社受付・部署宛も加わります。

ご自宅へ送る場合

ご遺族の自宅(故人のご実家・ご家族の住居)に送ります。お通夜・告別式の準備で慌ただしい時期ではありますが、玄関先や仏壇のそばに飾っていただきやすく、四十九日まで長く目に留まります。家族葬で斎場への送付が難しい場合・葬儀後に「御仏前」として送る場合も、ご自宅が選択肢になります。

斎場へ送る場合

お通夜・告別式が行われる斎場・葬儀社の式場に直接送ります。式場に並ぶ供花の一つとして飾られ、参列者の目に触れる形になります。当店では、斎場名・式場名・故人名・喪主名をご注文時にお知らせいただければ、配送伝票に必要な情報を漏れなく記載してお届けします。

斎場への配送で確認したいこと

  • 斎場名と住所(同名の斎場が複数ある場合があるため住所まで)
  • 故人のお名前(誰の弔事かを式場で判別するため)
  • お通夜・告別式の日時(式の開始前に届くよう逆算)
  • 葬儀社が持ち込みを制限していないか(事前確認推奨)

配送のタイミング:通夜と告別式

お通夜と告別式のどちらに合わせて贈るかは、贈り主と故人の関係性で決まります。

  • お通夜の前に届くように手配:より早く、より親しい関係を示すかたちです。親族・近しい友人・主要取引先の場合に選ばれます
  • 告別式の朝に届くように手配:お通夜に間に合わなかった場合、または告別式から参列する関係性の場合の選択です
  • 四十九日までの間に届くように手配:葬儀後に訃報を知った場合・遠方で参列できない場合は、ご自宅への「御供」として後日お送りします

当店は16時までのご注文で翌日着に対応しています。前日の夕方に訃報を受けても、翌日午前のお通夜・告別式に間に合わせる手配が可能です。福岡市内・近郊については当日便にも対応しています(お昼12時までのご注文)。

長く花業界に身を置いてきた中で、弔事の手配ほど「時間との戦い」になる場面はありません。だからこそ当店は、農園から直接お届けする体制を整え、16時の締切でも翌日に間に合うよう運用しています。失礼があってはいけない場面で、確実にお届けする。それが胡蝶蘭専門店の役割だと考えています。

──胡蝶蘭専門店ギフトフラワー

色は白が基本:故人を偲ぶ色の例外

御供胡蝶蘭の色は、白が基本です。仏事の場では白の格式が王道であり、宗派を問わず受け入れられます。当店でも、御供で選ばれる胡蝶蘭の大半は白の大輪です。

例外として、何回忌・命日のお供えで「故人が好きだった色」を選ばれる方がいます。実例として、故人が青色を愛されていたお客様が、ブルーエレガンスの胡蝶蘭を選ばれたケースがあります。お通夜・告別式の場ではなく、ご自宅で家族だけでお供えする場面でしたら、こうした選択も静かに受け入れられます。

ただし、お通夜・告別式・初七日までの忌中の期間は、白を選ぶのが無難です。色付きの胡蝶蘭は、忌明け以降のお供え・ご命日・回忌法要の場で検討されると、ご遺族の負担にもなりません。

OTHER STYLES 法人弔事の主力と、深い関係性に応える選び方
深い関係の御供に贈る胡蝶蘭5本立ち55輪

胡蝶蘭 5本立ち 55輪

¥44,000

故人と特に深い関係の方へ。3本立ちでは伝えきれない格を

法人弔事で贈る胡蝶蘭5本立ち70輪

胡蝶蘭 5本立ち 70輪

¥55,000

主要取引先・長年の関係性への法人弔事に

命日のお供えに贈るブルーエレガンス3本立ち

ブルーエレガンス 3本立ち

¥33,000

命日・回忌法要で、故人が好きだった色を選ぶ一鉢

大切な方を悼むからこそ、品質で選ぶ

胡蝶蘭は、相場の幅が広い贈り物です。同じ「3本立ち」と表示されていても、農園で丁寧に育てられた一株と、流通の途中で何度も荷を解かれた一株では、花の張り・茎の真っ直ぐさ・蕾の数が変わってきます。

当店は、自社農園と全国の信頼できる提携農園から、花市場を通さず農園から直接お届けする体制を取っています。中間の倉庫を経由しないため、ご注文をいただいてから贈り先様に届くまでの間に、花が傷む工程がありません。咲き始めから四十九日まで、長く美しい姿で飾っていただける一鉢を、お運びしています。

大切な方を見送る場面で、迷いながらでも一つひとつ選んでくださった気持ちが、贈り先に伝わる。そのために、品質を妥協しない一鉢をご用意することが、専門店としての責任だと考えています。

よくあるご質問

お通夜と告別式、どちらに合わせて贈るのが正解ですか?
親しい関係であればお通夜の前に届くよう手配し、告別式から参列する関係性であれば告別式の朝着で手配されます。迷われる場合は、お通夜の前にご自宅または斎場に届くよう逆算するのが一般的です。当店は16時までのご注文で翌日着に対応しているため、前日の夕方発注でも間に合います。
御供と御仏前、立て札はどちらを選べばいいですか?
四十九日までの忌中は「御供」、四十九日以降の忌明け後は「御仏前」を使い分けるのが基本です。判断に迷ったときは「御供」を選んでおけば失礼にあたりません。神式・キリスト式の可能性がある場合も「御供」が無難です。御仏前は仏式のみで使う表現です。
訃報を受けた当日に手配して、お通夜に間に合いますか?
16時までのご注文で、翌日着で本州・四国・九州エリアへお届け可能です。福岡市内・近郊はお昼12時までのご注文で当日便にも対応しています。北海道・東北・北陸・沖縄など翌々日着のエリアもありますので、訃報を受けたら早めにご相談ください。
ご自宅と斎場、どちらに送るのがいいですか?
ご自宅は四十九日まで長く飾っていただけて、参列が難しい場合や葬儀後の対応にも適しています。斎場は式場に並ぶ供花として参列者の目に触れる形になり、お通夜・告別式の場で弔意を示す意図があるときに選ばれます。家族葬の場合や葬儀社が持ち込みを制限している場合は、ご自宅への送付が無難です。
宗派が分からないときはどうすれば?
「御供」を選べば、仏式・神式・キリスト式を問わず使えるため失礼になりません。胡蝶蘭そのものも宗派を選ばない花で、葬儀の場で広く受け入れられています。「御仏前」は仏式のみの表現なので、宗派が確認できないときは避けるのが安全です。
法事(四十九日・一周忌)にも胡蝶蘭は使えますか?
使えます。四十九日以降の法要では「御仏前」の立て札で、3本立ち33輪・42輪を中心にお選びいただくのが一般的です。命日・お盆・回忌法要では、故人が好きだった色の胡蝶蘭を選ばれる方もいらっしゃいます。長く飾れる胡蝶蘭は、年忌法要の場でも喜ばれる贈り物です。
連名で贈るときの順番はどうしますか?
役職・年齢・関係性の順で上から並べるのが基本です。法人連名であれば社長→副社長→専務のように役職順、有志連名であれば年長者から並べます。立て札のスペースに収まらない人数の場合は「○○課一同」「○○同期一同」のような集約表記にすることで、立て札のバランスが保てます。

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