開店祝いの会場やオフィスのエントランスに並ぶ胡蝶蘭を思い浮かべると、そのほとんどが白です。カラーの胡蝶蘭も増えてきた今、それでも贈答の主役が白であり続けるのには、はっきりした理由があります。そして「白を贈る」と決めたあとにも、27輪か42輪か、3本立ちか5本立ちかという選び分けが残ります。
白が定番である理由は3つ。①花言葉「清純」が表す格式の高さ、②慶事から弔事までどんな場面でも失礼にならない万能さ、③お祝いの会場で贈り主の立て札がもっとも映える色であること。この記事では、その理由と「白の中での選び分け」——輪数・本数・相場の考え方をご案内します。
なぜお祝いの胡蝶蘭は白なのか
① 格式。白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」「純粋」。まじりけのない白は古くから格式の色とされ、開店・就任・上場といった節目のお祝いにふさわしいとされてきました。迷いなく「正装」として出せる色は白だけです。
② 万能さ。白は慶事だけでなく、お悔やみ・お供えの場面でも使える唯一の色です。「この色で失礼にならないか」という心配が一切いらないため、ビジネスの贈答で白が選ばれ続けています。
③ 立て札が映える。開店祝いの会場には複数の胡蝶蘭が並びます。贈り主の名前が記された立て札は、白い花を背景にしたときがもっとも読みやすく、社名がきちんと目に入ります。法人の贈答で白が選ばれる、実務的で大きな理由です。
取引先へのお祝いはずっと白と決めています。先方の業種や好みを調べる時間がなくても、白の大輪なら間違いがない。逆に親しい相手には色で遊ぶこともありますが、会社として出すものは白の一択ですね。
——福岡・士業事務所 代表(顧問先へ定期的に手配)白の中での選び分け|輪数と本数で決まる
同じ「白の大輪3本立ち」でも、輪数によって価格とボリュームが変わります。輪数とは花茎すべてに付く花とつぼみの合計数のことで、白を選んだあとの判断軸はほぼこの輪数と本数に集約されます。
| 商品 | 価格(税込) | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 3本立ち 27輪以上 | 16,500円 | ご自宅・身内のお祝い・個人の贈り物 |
| 3本立ち 33輪 | 22,000円 | 法人の贈答として選ばれ始める輪数 |
| 3本立ち 42輪以上 | 33,000円 | 開店・就任祝いの定番。当店で最多注文 |
| 3本立ち 45輪以上 | 38,500円 | 3本立ちで格別の存在感を出したいとき |
| 5本立ち 60輪以上 | 49,500円 | 役員就任・大きめの開店祝い |
| 5本立ち 70輪以上 | 55,000円 | 上場・周年など格を重んじるお祝い |
当店でもっともご注文が多いのは3本立ち42輪、次いで5本立ち70輪です。法人の贈答は22,000円以上、なかでも33,000円・55,000円の価格帯が中心で、個人・個人事業の方は15,000〜20,000円台を選ばれることが多い、というのが実際の傾向です。
法人と個人、それぞれの白の選び方
法人の贈答では「並んだときの見え方」が判断軸になります。開店祝いや就任祝いの会場には他社からの胡蝶蘭も並ぶため、大輪で42輪以上を選んでおくと、立て札ごと見劣りする心配がありません。上場祝いや周年記念には5本立ち70輪のような、ひと目で格の伝わるサイズが選ばれています。
個人の贈り物では、飾る場所への配慮が先に立ちます。ご自宅へ贈るなら27輪〜33輪の3本立ちが扱いやすく、十分に華やかです。胡蝶蘭は適切な環境なら1〜3ヶ月咲き続ける花なので、贈ったあとも長く楽しんでいただけます。
注意したいのは「白なら何でも同じ」ではないこと。同じ3本立ちでも大輪と中大輪では背丈が20cmほど違い、写真では立派に見えても届いたものが一回り小さい、ということが起こりえます。サイズ(大輪か中大輪か)と輪数が明記されているかは必ず確認してください。詳しくは激安胡蝶蘭の落とし穴で解説しています。
当店の白へのこだわり
白は、ごまかしのきかない色です。花びらの厚み・向きの揃い・輪の密度が、白ではそのまま見た目の差になります。当店は九州・関西・関東の自社農園で、1株から1本だけを立てる仕立てと、適切な温度・湿度・日の当て方という当たり前を徹底し、初出荷まで3年かけて品質を上げてきました。国内外のあらゆる苗を試して日持ちを検証し、花の向きを揃える——白の定番だからこそ、土台の作り込みで差が出ると考えています。良し悪しの見方は胡蝶蘭の良し悪しの見分け方でも詳しくご案内しています。
就任祝いに42輪をお願いしたら、届いた写真を先方の総務の方がわざわざ送ってくださいました。「並んだ中で一番姿が良かった」と。白は差が出ないと思っていたので意外でしたが、それ以来こちらにお願いしています。
——東京・メーカー 総務担当(年間20件ほど手配)お祝いの胡蝶蘭はなぜ白が定番なのですか?
白い胡蝶蘭の花言葉「清純」が表す格式の高さ、慶事から弔事までどんな場面でも失礼にならない万能さ、そして贈り主の立て札がもっとも映える色であることが理由です。特に法人の贈答では、間違いのない「正装」として白が選ばれ続けています。
白い胡蝶蘭はどの輪数を選べばいいですか?
法人の開店・就任祝いなら3本立ち42輪以上が定番で、当店でも最多のご注文をいただいています。上場や周年など格を重んじる場面では5本立ち70輪、ご自宅や身内のお祝いなら27〜33輪でも十分に華やかです。
白い胡蝶蘭の相場はいくらですか?
法人の贈答は22,000円以上が中心で、なかでも33,000円と55,000円の価格帯が多く選ばれています。個人や個人事業の方の贈り物は15,000〜20,000円台が中心です。
白ならどの店で買っても同じですか?
同じ白でも、花びらの厚み・向きの揃い・輪の密度で見た目は変わります。また同じ3本立ちでも大輪と中大輪では背丈が20cmほど違うため、サイズと輪数が明記されているかを必ず確認してください。白はごまかしのきかない色だからこそ、育てた環境の差が出ます。